日本神経筋疾患摂食・嚥下・栄養研究会

日本神経筋疾患
摂食・嚥下・栄養研究会とは

2019年の新春を寿ぐ
本年の目標

 

鎌ヶ谷総合病院、千葉神経難病医療センター・センター長
JSDNNM代表世話人
湯浅 龍彦

 平成31年の年頭に当たり、JSDNNM会員の皆様に新年のお祝いを申し述べますと共に、一言ご挨拶申し上げます。皆様にはご承知のように本年は5月には、元号が改まります。改元が予告されて始まる年がかつてあったかどうかは分かりませんが、稀有なことであることは確かです。

 

 さて、本研究会の活動もゆっくりではありましたが、年々盛んになって参りまして、昨年の10月27日には第14回学術集会が名古屋大学医学部付属病院講堂で藤本保志大会長(名古屋大学大学院医学系研究科頭頚部感覚器外科学耳鼻咽喉科)の下で盛大に開催されました。参加者も予定人数を超えて、真に熱気溢れる討論が繰り広げられ、中身の濃い大会でありました。準備等ご協力頂きました名大耳鼻咽喉科学教室の皆様に感謝申し上げます。

 

 そうして始まった2019年ではありますが、本年が如何なる年になるかは定かではありません。言えることは、楽な年ではないであろうということです。気候変動は勿論、戦後体制の完全な終焉、少子高齢化は益々顕著になって、多様な価値観を含んだ新時代の始まりが予測されます。本研究会にありましても、様々な変化を予測し、皆で協力して何事にも対応できる体制を整えなければならない年になることは間違いありません。本研究会(JSDNNM)の果たすべき役割と責任は益々大きなものになろうと考えます。

 

 そこで私は、本研究会が目指すべき本年の活動目標を「本研究会を学会へ昇格させること」に定めたいと思います。神経・筋疾患における摂食・嚥下、そして栄養研究という当初から掲げた研究テーマが今や益々その必要性を内外から認められ、本研究会に蓄積された英知と技術と成果を嘱望される時代になったということであります。社会がこれだけ高齢化して参りますと、健康長寿を如何に実現し、人生を全うするかが大きな目標となります。栄養を含めた3本柱が重要な研究テーマとなります。

 

 そうした折、10月19日には岐阜で第15回大会が開催されます。下畑享良大会長(岐阜大学大学院 医学系研究科 神経内科・老年学分野)は、会長講演に「認知症の栄養障害」をとりあげられます。又、特別講演として、藤島一郎先生による「嚥下障害に纏わる臨床倫理」が予定されています。つまり、新たな多様性の時代を予測したタイムリーな講演が企画されているということであります。多数の会員の皆様の参加を期待致します。そして、会員の先生方には新たな2019年を胸を張って、国民の為に力を結集して、高齢社会が直面する問題に堂々と立ち向かって頂きたいと願います。

 

本年が皆様に幸多き年になりますよう、又、本会の益々の発展を祈念しまして新年のご挨拶に致します。